この記事ではAGA治療で処方されるAGA治療薬についてご紹介しています。
AGA治療薬には、プロペシア(フェナステリド)、ザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルなどが処方されます。
ひとつひとつの治療薬についてご説明します。
プロペシア(フィナステリド)
薄毛対策のAGA治療では治療薬としてプロペシア(フィナステリド)を処方されることがあります。
このページではAGA治療薬プロペシアの効果や副作用についてご説明します。
プロペシア(フィナステリド)の効果は?
プロペシア(フィナステリド)は世界で初めてAGAの治療薬として認められた抜け毛を減らすための治療薬です。
プロペシアを販売しているのはMSDという会社です。
このプロペシアを3年間飲み続けた方の98%が薄毛の進行がなかったと実証されています。
服用については毎日1錠を服用し、個人差はありますが2、3ヶ月で抜け毛が減ると言われています。
プロペシアはAGAの進行を制御する効果がありますのでAGA治療には欠かせない治療薬です。
プロペシア(フィナステリド)の副作用について
AGA治療薬のプロペシア(フィナステリド)を服用することで発生するおそれのある副作用ですが、個人差があるものの食欲が減ったり倦怠感があるなどの報告があるようです。
しかしこの副作用については全体の2%未満と言われており、その多くが副作用を発症しないケースがほとんだったようです。
もしプロペシアを服用することで副作用を感じた場合は、処方したクリニックに相談することをおすすめします。
ザガーロ(デュタステリド)
薄毛対策のAGA治療では治療薬としてザガーロ(デュタステリド)を処方されることがあります。
このページではAGA治療薬ザガーロの効果や副作用についてご説明します。
ザガーロ(デュタステリド)の効果は?
AGA治療薬のプロペシア(フェナステリド)は抜け毛を抑制する効果がありますが、ザカーロ(デュタステリド)は発毛を促進する効果があります。
AGAの原因である男性ホルモン(DHT)の悪影響によるヘアサイクルの乱れを正常に戻す効果があります。
AGAを破傷するとヘアサイクルが乱れ、髪の毛の成長期間を短くし抜けてしまいます。
髪の毛が成長しないまま抜けてしまうため徐々に薄毛になってしまうのです。
しかしザガーロ(デュタステリド)を服用することにより男性ホルモン(DHT)の乱れを改善しヘアサイクルを正常に戻すことができます。
それによって髪の毛は順調に成長することができ薄毛の悩みを解消することができます。
このザガーロの効果は米国皮膚科学会で発表された論文などで証明されており実際に高い効果を得ることができます。
ザガーロを服用することで早い人であれば1、2ヶ月で効果を実感する人もいますが個人差があり、遅い人だと5ヶ月ほど発毛実感までかかる場合があるようです。
発毛効果が得られたからといって服用をやめてしまうと再びヘアサイクルの乱れが起き元に戻ることになります。
発毛効果が実感できたとしても服用をやめる時期については担当医としっかり相談するようにしましょう。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用について
ザガーロを服用することであらわれる可能性がある副作用は性欲の減退です。
しかしこれにも個人差があり、副作用を実感する人と副作用のでない人がいます。
多少の副作用はあるかもしれませんが、念のため副作用を感じた場合は担当医に相談することをおすすめします。
ミノキシジル
ミノキシジルには服用薬と外用薬がありますが、この記事では主に処方されている外用薬の効果や副作用についてご説明します。
ミノキシジル外用薬の効果は?
ミノキシジルは元々、高血圧の治療に使用されていた治療薬です。
ミノキシジルには血管拡張の効果があり、血行を促進させるだけでなく毛乳頭細胞にも作用して発毛を促進する効果があります。
AGA治療では薄毛の状態によってよく勧められる効果が期待できるAGA治療薬です。
ミノキシジル外用薬の副作用は?
ミノキシジル外用薬についてはほとんど副作用は報告されていませんが、ごく稀に頭皮に傷などがあった場合に炎症や湿疹を起こす場合があるようです。
頭皮に傷などがある場合は使用をやめるようにしましょう。
AGA治療薬の個人輸入は絶対にやめましょう
AGAクリニックでAGA治療をはじめると主に投薬治療を開始することになります。
もちろん投薬治療の前には担当医が診察をして血液検査を行い、治療薬を処方して問題がない場合のみ処方されます。
しかし最近はAGA治療薬を海外から個人輸入する人がいるようです。
この個人輸入が現在大きな問題になっており、厚生労働省も注意を促しています。
厚生労働省:個人輸入に関する注意
AGA治療薬の偽物が多く出回っています
このAGA治療薬の個人輸入で問題になっているのは、非常に多くの「偽物」のAGA治療薬が出回っていることです。
本来クリニックで処方される治療薬は製薬会社が製造しているものです。
しかし海外で販売されている(個人輸入する)AGA治療薬は製薬会社がつくった治療薬ではなく出所が不明なものが多いです。
もちろん安全性は確認されていません。
この偽物の治療薬が多く出回り、個人輸入をしている人が知らずに購入をしているのです。
当然処方せんなしで個人で購入している薬ですから健康被害がある可能性が高いです。
厚生労働省にもその健康被害の報告が多く寄せられているので注意喚起をしているのです。
クリニックでしっかりと処方される治療薬でなければ危険です。
偽物のAGA治療薬は危険すぎる
個人輸入で購入されているAGA治療薬の中には全くAGA治療に効果のない薬(?)も多く出回っています。
本来AGA治療薬に含まれているフェナステリド(抜け毛を防ぐ成分)が入っていないにも関わらずフェナステリドとして販売されています。
もちろん本来治療に必要な成分が入っていないわけですから効果はありません。
またごく僅かだけ成分が配合されている薬をいかにも成分を多く含んでいるかのように宣伝して高額で販売されているものもあります。
さらにAGA治療とは全く関係のない成分が入っていて人体に悪影響を及ぼす可能性がある薬まで出回っているようです。
製造元がはっきりしていない治療薬で雑菌が混入している薬も発見されています。
このように海外で日本の個人輸入者向けに販売されているAGA治療薬は非常に危険なのです。
薄毛の悩みを解消したいとAGA治療薬を手に入れたい気持ちはわかりますが、それで健康を維持できない体になってしまっては意味がありません。
もちろん効果の実証されていない薬ですので、本当に効果があるのかどうかもわかりません。
薬を個人輸入するのは非常に危険ですので絶対にやめてください。